お金で幸せになれない では、何が人の幸せを決めるのか
お金と幸せについてはすでに調査結果が出ています。
年収9.5万ドルで幸せの上昇は頭打ち。
それ以上は年収が増えても幸せは増えない。
これは調査で実際にわかったことです。
英文参考 https://www.nature.com/articles/s41562-017-0277-0
日本語参考 http://www.huffingtonpost.jp/mamoru-ichikawa/money-happy_a_23340754/
日本円では、1000万あたりの年収です。
ここから得られる教訓があります。
お金にフォーカスしすぎると、幸せに対して逆噴射する可能性があるということです。
年収1000万の人が1300万の年収を得るために、家族との時間、友人との約束、趣味への投資を蔑ろにすることは、幸せに対して逆向きに走っている可能性があります。
前回の記事でもお金教の話をしましたが、
http://blog.hatena.ne.jp/toni0023t/3000man.hatenablog.com/edit?entry=17391345971616006167
お金には魔力があります。
お金を欲しいという欲望に上限を持たない人がほとんどです。(なぜならお金教の信者だから)
お金教があなたを幸せにしてくれるでしょうか?
上記の話を読んで、「まあ、年収の高い人だけの話だから関係ないね。」
と思った人もいるかもしれません。
とんでもない。
今後、5年、10年の間に、あなたは上記の高所得者と同じ悩みを抱える可能性があります。
テクノロジーがあなたを金持ち(同等)にします。
お金で出来ることは増えます。しかもサービスはどんどん安くなります。
ex:自動運転タクシーができれば、自分で運転する車を持つのが馬鹿らしくなるくらい安くなるでしょう。
駅に徒歩で行ける場所に住む意味がありません(移動コストが極端に安くなるので)。結果、土地の価値の凸凹は小さくなり、全体的に価格が下がります。
みんな自動運転に乗って山の中にお酒を飲みに行って、車に乗って帰ってくるでしょう。
車の中で歯磨きも着替えも食事も済ますので、家はいらない、という人も出てくる。
アマゾンの配送もドローンがやってくれますね。そもそも人の集まる場所の近くに住むという意味が薄れる。
上記は一例なのですが、衣食住、ほとんどが自動化したら価格は下がります。
少ないお金でたくさんのことが出来るようになります。
お金教の力が弱まったと言えるかもしれません。
そんなとき、力の弱まったお金教にすがる人はより不幸の道を突き進むでしょう。
1000万で幸せ頭打ちだった年収は、800万、500万 と下がってきます。(少ないお金で多くのことができるので)
500万の年収を600万にするために頑張り過ぎてしまう人は、不幸へ進む可能性があります。
さて、お金についてはわかった。
お金はそれほど重要ではないんだな?(疑いながらも)
では、何が幸せを決定するのか?
これにも調査と明確な結論があります。
参考 https://gigazine.net/news/20130517-thing-makes-us-happy/
よい人間関係が人を幸せにするのです。
よい人間関係とはなんでしょうか?
調査では、20代までは数の多い友人関係が、また30代からは質の高い関係が、晩年の幸せを左右させるとしています。
30代からは、気の合わない人と無理やり関係を続けるより、より気持ちのいい関係の人と過ごす時間を増やしてく努力をしたほうがいいという調査です。
人間関係が健康も年収もつくります。
お金を増やしたければお金にフォーカスするのではなく、人間関係にフォーカスすべき。
また、健康になりたければ、有機野菜を牢獄で食べるのではなく、楽しい食卓でジャンクフードを食べたほうがいいのです。
人間関係とは、とにかく強力なものですね。
まずは、ここで一つの結びとしたいと思います。
お金は1000万で十分。未来にはもっと少ない金額でいい。
あなたを幸せにするのは、お金ではない。人間関係です。
あなたを幸せにしてくれる人間関係をつくるためにあなたが出来ることはなんでしょうか?
残業することでしょうか?
花束を、ケーキを買っていくことでしょうか?
イライラしながら体調管理をして食べる無農薬野菜に意味はありません。
たまには友人と大騒ぎしながら居酒屋でマヨネーズ唐揚げを食べてください。
では、具体的にこんなことを私がやっています。
始めています。
という話をしたいと思いますが、
続きは次回。