AIとロボットのインパクト あなたは労働力か、資産か、ドイツか、日本か という話
高度成長時代、日本の人手不足を支えたのは移民ではなく機械化でした。
同時代にドイツでトルコ移民が労働力を補ったのとは対照的です。
機械の導入はその後の大きな成長につながりました。
労働の機械化・自動化により人間は楽をすることができます。
また人間と機械が協力してが作業をすることで、より早く正確に仕事をこなすことができます。生産性が上がります。
作業が早くなって、大量にこなすことができるようになった労働者は、早く家に帰って余暇を楽しむ余裕ができた!んでしたっけ?
逆の見方もあります。肉体労働の代替は多くの労働者から仕事を奪ったと。
近年では、アメリカが自動車生産を国内に戻すように圧力をかけています。
短期的には仕事を奪われた労働者は収入を失い、生活を苦しくします。
さて、今日の日本でも景気の回復が見えてきており、どこもかしこも人手不足です。
20-30台のサラリーマンが直接関係してくるのが転職市場の数字でしょう。
足元を見てみると、特に人手が足りないと言われている業種が、【IT・通信】で、6.24倍。
職種でも同じく【技術系 IT・通信】でなんと8.17倍。
全体平均では、2.46倍となっています。
1人の人間を平均して2社以上の企業で取り合っています。人手不足がデータでもしっかり現れていますね。
さて、この人手不足。労働力を補うのは、移民でしょうか?機械でしょうか?
日本全体としての方針はまだはっきりしませんが、世界では、そう、AIの力が注目を集めています。
上記の求人で、特に倍率が高いのは高度な知識や能力を持った技術者です。この層を経験のない人間がぽっと現れて補うことができるでしょうか?ほぼ答えは見えているかと思います。
単純な労働が機械に代替されるのは当たり前。これからは知識労働がどんどんAIに取って代わられます。
仕事が機械に奪われた時。あなたはどうしますか?
悲しくなったり怒ったりするでしょうか?それとも猛烈な努力で機械に立ち向かいますか?
単純な肉体労働や簡単な知識労働では機械に勝てないことも自明ですね。
あなたの得たいものは、どういう種類の不労所得なのか。はたまた不労所得から得られる何かなのか。
改めて考える必要があります。
あなたは、月30万の不労所得を得たら、どうしたいですか?